こんにちは。
プラナビ編集部の上野です。
キッチンや洗面・バスルームに欠かせない水栓金具。
そのデザイン性の高さと品質の良さから、建築設計事務所界隈では知らない人はほぼいないと言われる、有名な水栓金具メーカーでもある「グローエ」と「ハンスグローエ」。
どちらもドイツを代表する二大水栓メーカーです。
一体何が違うの?と聞かれることも多いことから、今回は両社の違いについて説明してみたいと思います。
創業者の二人の息子が、一方はキッチンや洗面関連の事業部(後のグローエ)、片方はバスルーム関連の事業部(後のハンスグローエ)を担当していましたが、その後各々が独立して別会社として運営されることになったのです。
同じドイツでは、スポーツ用品メーカーのアディダスとプーマが同じ構図ですね。
今ではグローエもハンスグローエもキッチンから洗面・バスまであらゆるジャンルの水回り製品を扱っていますので、商品ラインアップに大きな差はありません。
両社共に高級ホテルや豪華なクルーズ船で採用されていますので、品質面でも互角と言ってよいでしょう。
一番の違いはデザインです。
グローエは社内デザイナーが中心となって時を超えても廃れない洗練された機能美を追求しているのに対して、ハンスグローエは社外デザイナーとのコラボで先進デザインを採用することが多いのです。
どちらを選ぶかは好みですね。
あともう一つ、グローエはドイツメーカーでありながらも日本のLIXILグループに属しており、トイレにドイツのデザインと日本の先進技術を融合させるなどのコラボを実現しています。
日本でのメンテナンスはLIXILグループが全国に展開するメンテ部隊が担当しています。
ドイツを代表する二大水栓ブランド、グローエとハンスグローエ。
どちらを選ぶか悩んでみるのも楽しいですね。
左:グローエ 右:ハンスグローエ
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